「八王子文化」第75号、発行!~WEB限定記事公開中~
- 8ojibunka
- 2 日前
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八王子文化連盟の広報紙「八王子文化」は、第75号からリニューアルとなりました。

表紙や紙面のデザインを一新し、新しい企画やコーナーとともにお届けします!
今号から、加盟団体を順に紹介する連載企画、「ー八王子文化の担い手たちー」がはじまりました。
第1回は、八王子洋舞連盟・八王子吟剣詩舞道連盟・八王子フォトクラブ・日本盆栽協会八王子支部・武州八王子下原刀研究会の5団体を紹介しています。
「八王子文化」の誌面では、
・設立年
・所属団体(会派名)
・会員数
・団体連絡先
・「活動内容・取り組んでいることは?」
・「過去のイベントの参加・実績は?」
・「どんな専門用語があるのか?」
といった質問項目を掲載しています。
そして、誌面で紹介しきれなかった内容を、本記事にて紹介します!
団体にまつわる専門用語や、その団体だからこそ語れる話など、ぜひ最後までご覧ください♪
〈八王子洋舞連盟〉
☆専門用語
「プリエ」・・・膝を曲げる
「ポアント」・・・爪先立
「ルルベ」・・・足の指先を曲げて背伸びの状態
「ア・テール」・・・足の裏をしっかりと床につけて立つ
「ピルエット」・・・駒・旋回・同じ位置で回転すること
「ポール・ド・ブラ」・・・腕の動き
「パ・ドゥ・ブレ」・・・左右の足を交互に小刻みに踏む動き・瀕死の白鳥の踊りでは、下手奥から滑らかに静かに登場するとき、このステップで登場する。
☆現在の八王子洋舞連盟
1971年に結成した八王子洋舞連盟にも危機の時がありました。2012年9団体の内5団体が各それぞれの処事情により退会したのです。
残りの4団体で色々話し合った結果は、当時会長であった伊藤淳子先生の洋舞連盟にかけてきた熱い思いを受け止めて、継続する事になりました。
文化祭は、高校・大学のダンス部に声掛けして、今までにない元気な公演になりました。
その後、伊藤淳子先生は逝去されました。2団体が加わり、4団体、個人1という組み合わせで進行しています。今年は7月にいちょうホールリニューアル公演と文化祭が11月にあります。
息の合った先生方と力を合わせて誠心誠意、心を込めて、全力投球で舞台作りに励んでまいります。乞うご期待!
〈八王子フォトクラブ〉
「写真の当落は1秒で決まる」
八王子市では、市の広報誌をはじめ、地区や団体の広報誌、地元紙等が常時投稿写真を募集している。
私も含め会員の一部は、公募展や広報誌に応募・投稿しているが、入選はしても上位入賞はなかなか難しい。
特に、フィルムメーカー、新聞社等大企業が実施する全国規模の「公募写真展」には、定数の数十倍の応募が殺到するのが通例と言われている。審査員が作品1点毎に熟考しながら合否を決めていては際限が無い。
第1次審査は、1点1秒の速さで審査し、応募数を定数の2倍程度に絞るが、合格する作品は、審査員が何人であっても、同じ作品が残ると言われている。
換言すれば、1点1秒の審査で、応募数の80%が落選となる。
風説ではあるが、公募展の一次審査に限定すれば、落選と判定される主要因はテーマの選定ミスが大部分と言われている。
誰もが撮影する観光写真、既視感のある年中行事や鉄道・建造物等の被写体は、記録としての価値は大きいが、新たに価値を見出し、革新性やインパクトを与えることは難しい。
単写真では、決定的瞬間や衝撃的な出来事+諧調再現等の優れた表現技術が複合された作品が上位入賞を得るための絶対条件と言われている。
私は、20数年前、初冠雪の白山に登ったところ、室堂平から山頂までの山腹は一面紅色に覆われ、とりわけ、ハイマツの緑が点々とする中に、ナナカマドとニシキギの紅葉が混じり、クロマメノキが深紅の絨毯を広げている奇跡的光景に遭遇。
偶然撮った1枚が「白山写真コンテスト」で最高賞を獲得した。
偶然と幸運は予測不可能ではあるが、遭遇する機会は不可能ではない。
何時でも、何処へでもカメラを携え、偶然を期待して撮影に没頭している時が、私にとって幸せなひと時かも知れない。
〈日本盆栽協会八王子支部〉
☆専門用語
「鉢映り」
専門用語という程ではありませんが、樹齢200年の松の盆栽があったとすると、約100年の幼少期を経て形が定まり一人前の盆栽となります。
その時に「鉢映り」の良い器に植えられ、それからは、形、大きさを変えずにずっとその鉢で培養(植替は5年に1回)されることになります。
つまり、その松の鉢は 100 年前に焼成された陶器ということで、植えられた樹と同じように貴重なものとなっています。鉢は樹の生命を維持すると共に引立て役であり、その選定には細心の配慮がされています。盆栽の盆は器であり、その個性,調和,品格を大きく構成しています。
ここにひとつのミニ盆栽があり、大きさが適当で色や形が違う器が10個あったとすると、どの器に植えたら最も良いか、こんな「鉢映り」を考えることも支部メンバーの楽しみのひとつとなっています。
〈武州八王子下原刀研究会〉
☆専門用語
「目抜き通り」
「目抜き」という言葉は、日本刀の「目貫(めぬき)」に由来し、「目貫」は、日本刀の柄(つか:持ち手部分)に付いている金属の飾りの部分です。
現在は、穴を通して柄を固定するものと持ち手部分の装飾用の金属部品が別々になりましたが、もともとは装飾する部品を使って刀と柄の穴(目釘穴:めくぎあな)を貫き通して固定したことから、「目貫」と呼ばれていました。
「目貫」は刀の中でも目立ち、中心的な存在と見られるようになります。その後、「目抜き」という語が派生し「目立つ・主要な」などの意味を持ち、「目抜き通り」などのように使われるようになりました。
いかがだったでしょうか?
その団体だからこそ知っている専門用語や、過去から現在につながるお話など、お楽しみいただけたかと思います。
次号76号(9月発行予定)でも、加盟団体の紹介を実施します。
ぜひチェックしてみてくださいね!

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